入念な準備と企画が盛り上がりのカギ!

スケジュール帳

忘年会が盛上がるかどうか、それは幹事の企画力にかかっている!

忘年会の幹事を任された場合、一番気になるのは「どうやって盛り上げるか」だ。何度も幹事をやっている人でも初めての人も、どうせなら「今年の忘年会は盛り上がって楽しかったね」といわれたいもの。そのためにはどうしたらよいのだろうか。

時間配分をしっかりと

まずは企画の第一段階として、全体の進行表を作ることが大切だ。
受付から開演の時間、挨拶の時間、乾杯や歓談、ゲームなど分単位できちんと進行表を作っておけば、自分が何をしなくてはいけないかわかりやすい。またいつまでもダラダラと歓談や食事が続く、あるいは長々とゲームやクイズが続くのはタブー。みんなが飽きたりしらけたりしないような時間配分が大切だ。
ちなみに2時間の忘年会の場合、歓談・会食が約40分ほど、ゲームやレクレーションに約40分ほどとっておいて、後は表彰や挨拶などの時間に当てるようにすれば、メリハリのついた進行となる。

予算の立て方について

次に予算の立て方だ。会社から全額出る場合は別だが、一部負担なら、なるべく一次会の個人負担は2000円程度でおさまるようにしたいもの。また料理やお酒のチョイスも大切な企画のひとつ。忘年会といえばだいたい宴会コースが普通だが、コースだからといって必ずしも内容が充実しているわけではない。飲み放題も然りだ。会社全体の年齢層を考え、どんな料理なら誰もが納得できるのか、また場合によっては立食形式にしたほうがいいのかなど、常に全体を見渡しながら選ぶことが大切だ。忘年会は余興やゲームの内容と同じくらい料理の内容も印象に残っているものだ。

いろいろな人に協力を依頼しよう

また幹事だからといってすべての役割を引き受けると、当日がドタバタになって収拾がつかなくなってしまうこともある。企画をスムーズに進行するためにも、会計は別の人におまかせするのがベストだ。特に会費を当日徴収する場合は、会計係を2名ほど立てるほうがいい。2名いれば間違いも起きにくいからだ。できれば司会も他の人に頼んだほうがいい。ゲームを行う場合は、サポートスタッフを数人お願いして、ゲームごとに担当を決めておく。念入りに打ち合わせを行い、どこでどういう動きをするのかお互いに確認をしておくことが大切だ。
参考:失敗しない忘年会の進行・プログラム

さらに忘年会の余興やゲームは、ただ単に恒例のゲームやいきあたりばったりの余興を選ぶのではなく、「コンセプト」や「テーマ」を立て、それに沿って展開していくのも企画のひとつだろう。例えば今回の忘年会のテーマは「来年」だとする。そのテーマに沿って社長や役員の人に挨拶や抱負を語ってもらう、来年会社で行われるプロジェクトや、世の中で流行りそうなトレンドにちなんだクイズを行う、ゲームの景品に正月商品や来年の春に使えそうなものを取り入れるなど、企画も立てやすいし参加する人にとっても印象的な内容となるだろう。

趣向を変えていつもとは違った場所で開催

あるいはいつもレストランや居酒屋で行っていた忘年会を、思いきって違う場所でやるのもおすすめだ。例えばボーリング場や温泉、あるいは予算次第ではクルージングというのもありだ。場所が変わればみんなの気持ちも華やぎ、いつもの忘年会もひときわ盛り上がりを見せるだろう。

忘年会のあとの二次会にも気を配って

さて、ゲームや余興の企画もさることながら、それ以外のことも忘年会の大切な企画のひとつと捉えて考えておくことが大切だ。例えば二次会の会場はもとよりそこまでの移動手段、タクシー会社の連絡先など。また二次会もある程度行きそうな人数を想定して、あらかじめ席だけでも予約を入れておくとスムーズだ。さらにもしも具合が悪くなった人が出た場合に備えて、胃薬なども常備しておくこともおすすめする。

大切なのはスケジューリング・配慮・気配り・笑顔!

忘年会の企画をうまく立てて成功させる秘訣は、細やかなスケジューリングと全体への配慮、気配りと笑顔だ。大変なことのようだが、これは忘年会の幹事としてだけではなく仕事にもつながる大切な要素。心得ておきたいものだ。

出典・参考
http://r.gnavi.co.jp/sp/kanji/article/001212/