忘年会の景品って経費で落とせる?

電卓とお金のイメージ

忘年会の景品と経費の関係とは

近年の忘年会は社員で会費を出し合って開催するものが多い。しかし会社によっては忘年会の費用を会社で全面負担するところもあるだろう。その場合、景品も経費で落とせるのかは気になるところ。
たくさんお金を使っていい景品を揃えたいけど、いくらまで経費で落とせるのか?景品は福利厚生費、それとも交際費扱い?など、そんな悩みをもつ幹事や経理担当のために今回は景品と経費の関係をご説明しよう。


忘年会の景品は「福利厚生費」扱い

従業員の慰安のために開かれる忘年会は「福利厚生費」扱いとなる。ただし、対象になるのは”社内行事として全員参加の忘年会”のみだ。一部の社員のみで開催される忘年会は「社内交際費」としての扱いになるので注意したい。
全員参加といっても、基本的には”社内行事の忘年会”であるかどうかが判断基準になる。急な用事で参加できなかった社員がいたからといって強制的に交際費になるというわけではない。

忘年会の景品は金額が高すぎると駄目

景品の金額が高すぎるものは福利厚生費扱いにならない可能性がある。しかしこれといった基準がないため、「一般常識的な範囲内」で判断しなくてはならない。高くても数万円以内に収めたほうが無難だろう。
また、景品の総額が高くなりすぎてしまうと、それもまた福利厚生費ではなく交際費扱いになってしまう可能性がある。あまり高いものを選びすぎず、バランスのよい景品選びを心がけよう。

現金を景品にするのはNG

こ現金は給与扱いとなってしまうため、福利厚生費では落とせない。ただし、商品券、ギフト券、テーマパークのチケットなどは大丈夫。最近よくあるAmazonギフト券やiTunesカードもOK。
金券は現金ではないため給与扱いにならず、福利厚生費として落とせることを覚えておくと良いだろう。

景品を獲得するゲームの内容にも要注意

ビンゴやくじ引きなどのように運任せのゲームで当たる景品は福利厚生費扱いになる。しかし、個人の営業成績順や、地位を基準にして景品を渡すと福利厚生費として落とせなくなってしまう。
ゲームを考えるときは、誰にでも当たる公平性があるものにする必要がある。

バランスのよい景品選び&ゲームを心がけよう

まとめると、忘年会の景品を福利厚生費として落とすためのコツは4つだ。

  • 忘年会は全員参加。
  • 高すぎる景品にしない。
  • 現金は景品にしない。
  • ゲームの内容を公平なものにする。

幹事はこの4つを抑えて、福利厚生費で落とせる景品選びをこころがけよう。

出典・参考
http://seasons-trend.jp/?p=1918
http://acestrategy.jp/keizai/572.html