トップスは襟付き、ボトムは長めが基本

男性が頭をかかえているイメージ

恥をかかない服装のマナーとは

 ゴルフといえば、服装のマナーが厳しいスポーツとして有名です。他のスポーツではそうでもないけれど、なぜかゴルフとなると服装に緊張する、という人も多いのではないでしょうか。

古くから引き継がれる服装のマナー

 ゴルフの発祥は古く、中世ヨーロッパの時代にはすでに現在のゴルフに近いプレーで貴族たちに親しまれていました。以来、庶民のスポーツとなっても服装に関するマナーはそのまま引き継がれているといわれています。では、どんな服装ならマナー違反にならないのでしょうか。格式の高いカントリークラブを例に紹介します。

トップス

 まずトップスは、男女ともに袖および襟付きのスポーツシャツの着用が基本です。TシャツやタンクトップなどはNGです。またタオルを首に巻いたり、かけたりしたままのプレーはしてはいけません。

ボトム

 ボトムはジーンズや作業着、迷彩柄、また短パンなどのラフなズボンはマナー違反です。女性は露出度の高いボトムや極端に短い丈のスカート、キュロットは避けましょう。男性の場合ならスラックスやチノパン、女性の場合もチノパンや膝下くらいまでのキュロットが望ましいです。ただしゴルフ場によっては、短いパンツなどもOKのところもあります。この場合は男女ともに必ずハイソックスを着用しましょう。

シューズ

 靴は必ずゴルフシューズを着用しなくてはいけません。サンダルやヒールだとプレーしづらいのはもちろんのこと、芝を痛める原因にもなります。

冬の防寒着

 真夏でも露出の高い服装はNGですが、冬の防寒着はどうすればよいのでしょうか。冬はタートルネックのシャツなどで防寒対策をしましょう。カーディガンか薄手のダウンジャケットなどの着用ならOK。またネックウォーマーや耳当て、手袋などの着用も大丈夫です。格式の高いゴルフクラブの場合は、派手すぎる柄など、あまりカジュアルになりすぎないようにするのが大切です。

クラブ入場の際の服装は大人カジュアルを意識する

 ゴルフの場合、最初からゴルフの服装で行くのはNGです。クラブに入場する場合も、服装に気をつける必要があります。男性、女性ともに襟付きシャツが基本。Tシャツなどのカジュアルな服装はやめましょう。またスーツやジャケットなどの上着の着用も必要です。ただし真夏の暑い時期はその必要はありません。

ラフな格好はNG、品位ある服装で

 ボトムもプレーの時と同様、ジーンズや作業着、ラフなズボンやジャージなどはいけません。女性の場合はスカートや袖のついたワンピースでもOKです。
 靴はサンダルや草履、スニーカー、ミュールなどはマナー違反。またゴルフシューズのままでの入場もNGです。必ず、革靴に近いものやフォーマルな靴を履きましょう。
 特にコンペの場合はプレーが終わってから表彰式やパーティーなどが行われる場合があります。こうした場にカジュアルすぎる格好や露出度の高い服装はふさわしくありません。気持ちとしては、高級ホテルへ食事に行くくらいのつもりで。品位ある服装と節度ある態度、これがゴルフの基本マナーです。