気負うこと無く自然体で任務を全うしよう

幹事の心得六ヶ条

これを覚えておけば忘年会幹事としての成功間違いなしだ!

忘年会の幹事に任命されると、大きなプレッシャーを感じてしまい、必要以上に肩に力が入ってしまうという人が多いだろう。実際、幹事の仕事はとても大変で何かとやらなければならないことが多く、何かとひとりで先走ってしまうこともある。そんな時は一呼吸おいて「幹事が心がけなければならないこと」を思い返してみることが大切だ。ここでは幹事が心がけなければならない6つのことを紹介しよう。

①幹事の仕事は仕切ることではなく気づかうことが大切

まず幹事が心がけなければならないことの1番目は「幹事の仕事は仕切ることではなく気づかうことが大切」ということだ。店決めから時間管理まで、幹事の仕事といえば何かと仕切ることが多く、ある程度は仕切らなければ収集がつかないのも事実。しかし、さも「自分に権利がある」とでもいうように強引さが目立つようになると、その場の雰囲気が悪くなってしまう。幹事の仕事とはいかに参加者に楽しんでもらうか、常に全体の状況を見ながら気を配るのが本来の仕事。仕切ることよりもまず、この気配りを大切にすれば忘年会は半分以上成功したようなものだろう。

②何でも勝手に決めない

2つめは、仕切るのと同じく「何でも勝手に決めない」ということだ。例えば店を選ぶ場合も、自分で勝手に決めてしまうと後から「私は和食がよかった」「飲み放題がついているほうがよかった」など必ず文句をいってくる人がいる。こうした事態を避けるためには、日本の民主主義らしくアンケートで多数決を取ることが一番だ。ただし、会社全員のアンケート結果を待っていては前に進まないので必ず期日を切って「この日までにアンケートをお戻しいただけない場合は委任とさせていただきます」といった一言を添えておくことが大切。アンケート結果から店を選べば、文句をいわれても「多数決で決めました」といえるのだ。

③お偉いさんを立てる

3つめは、やはり社員として幹事であっても常にお偉いさんを立てることは重要だろう。その最たるものが挨拶だ。社長や役員の挨拶は、必ず開会と閉会のタイミングで予定に入れておく。間違っても、挨拶の前に勝手に乾杯などしてはいけない。社会人の忘年会は乾杯の前は必ずお偉いさんの挨拶が入るのが鉄則だ。ここを外すとその場の雰囲気も険悪になり、最悪の場合は自分の出世にも影響するので気をつけたい。

④強制はご法度

4つめとしては、幹事であっても強制はしないということだ。例えばその場の雰囲気を盛り上げようとして、普段飲めない人に「さあ、一気にビールを空けてもらいましょう!」などといってはいけない。飲めない人にとっては本当につらいことであり、その場の雰囲気が悪くなるだけではなく、ひどい場合は急性アル中になることだってある。また場が盛り下がってきたからといってカラオケや一発芸を強要するのも御法度。急にふられてもできないのは当たり前、余計に場が白けてしまう。やはりここでも気配りが大切。いざというときにお願いしたいなら、事前に「もし盛り下がったら、一発芸の協力よろしく!」とお願いしておけば頼まれたほうも心構えができるというものだ。

⑤幹事の座る位置は入り口付近

5つめは幹事のポジション。これは座敷の場合も個室の場合も、入り口付近にいるのが正解。お酒や料理の催促を店の人にすぐにできる、トイレに案内できるなど幹事としての気配りがもっとも効率よくできるからだ。ただし、こうした仕事に集中しすぎて自分が忘年会を楽しめていないのも、かえって周りに気を使わせてしまうもの。例えば食事の時間や歓談の時間などは、ほどほどに力を抜いて周囲の人と会話や食事を楽しむ。あまり気負いすぎるとストレスも溜まってしまう。まずは全体に気を配り、その中で自分もうまく忘年会を楽しむということができれば完璧だ。

⑥準備は事前にスマートに

最後に、二次会の準備は事前にしておくこと。その場で慌てて予約するより、最初から予定しておくことがスマートだ。二次会に何人くらい行くのかは前年度の幹事にリサーチしておこう。また店を選ぶ際もある程度人数に融通が利くところをチョイスしておくことが大切だ。

出典・参考
https://happylifestyle.com/10041